アイテム詳細
???『野性の証明』でデビューした薬師丸ひろ子。本作は、彼女の人気を決定づけた大ヒット青春映画である。
???ひょんなことから組員4名の弱小やくざ、目高組の組長に据えられてしまった、女子高校生の星泉。どす黒い大人たちの思惑や陰謀をくぐりぬけながら、大人の階段を登っていく姿を描く。原作は赤川次郎。『翔んだカップル』に続いて薬師丸を演出した相米慎二監督は、持ち前の長回し撮影を駆使しながら、思春期特有の揺れや戸惑いを余すことなくとらえている。カリメロカットも愛らしい彼女が、機関銃を撃ち終えた際につぶやくセリフ「カ・イ・カ・ン…」は、当時流行語にもなった。また、そのとき彼女のほほを伝う赤いものは、撮影のハプニングによる傷がもたらした本物の血である。(的田也寸志)
おすすめ度:
原作を先に読むとちょっと・・・・。
私は赤川次郎の原作を先に読んで面白かったのでこっちも見ました。
確かに良かったのですが原作のほうが私は好きですね。
impression
なかなか印象に残る映画だった。
たとえば、
しつこく出てくる「カスバの女」という曲。この唄好きです。
“♪涙じゃないのよ 浮気な雨に ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ・・・”
映画のはじめと終わりでの、星泉の不釣り合いな格好。
セーラー服と口紅(ほとんど目立たないが)、セーラー服と赤いハイヒール(これは目立つ)
彼女は、拉致された車の中で眠ってしまう。
ローマの山賊ルイジ・ヴァンパに誘拐されたアルベール子爵のような度胸。
(「モンテ=クリスト伯」です)
「カイカン」シーンの前の、太っちょとのシーン。
「快感とは死と隣り合っているもんなんだ」
機関銃をかまえたときの彼女のすごい目つき。
ちょっとイメージは違うけど「暁はただ銀色」の宮野理香をやらせてみたい。
(これを知っている人は古い。光瀬龍原作の少年ドラマシリーズ。原作本アマゾンで買えます)
佐久間の名刺と、メイのハーモニカを投げ捨てるシーン。
過去は過去、これからを見るってか。
それから、主題歌を歌っている歌手は、歌がヘタではない。
ただ、階名(ドレミ)で歌っているような歌い方です。
因みにこの映画、このまえはじめて観た。DVDで。
宣伝一流、作品三流と評された角川映画だけあって、20数年経ってもTV-SPOTの一部は憶えていた。
こんな可愛いいやくざ映画はじめて
1981年の作品。主演は薬師丸ひろ子。
こんな楽しい映画を作った大人たち。さぞかし、楽しかったろう。
角川春樹が出版と映画を同時にヒットさせる新戦略を確立していた頃の作品。
突然、組長をひきうけさせられた女子高校生。いろんな世界をワッと見てしまった。
最後は東映やくざ映画のラストシーンよりスマートに、かつ物騒な機関銃を撃つ主人公。可愛い子分のとむらい合戦。
「カイカン」と言わせるシーンは見事。
普通の高校生に戻った彼女は、偉大な女。
そもそも、父にとって「私は母であり、妻であり、娘であった」という豪快なセリフを言わせているのだから。
ああ、こんな女性がいたらナァ。
最高傑作。死ぬ前に観る映画としておすすめ品。
薬師丸ひろ子も今は何歳になっているのだろう。
実は、大した映画なんですよね・・。
1981年。僕は本作公開時、中学1年。世間は薬師丸ひろ子人気で大爆発だった。その後何度もこの映画を観かえしたたけれど、これってなかなか大した映画だと思う。相米慎二って、ほんとに日本映画文法改革の先駆者だったんだろうなぁ、と感心してしまう。主人公がブリッジで歌うカスバの女。ロングの長回しショットで描かれる人間像は映画的なデフォルメできちんと膨らまされていてそれがインチキじゃなく、真っ当な人間描写で成立してる。(この監督の「長回しショット」は無意味にやってるんじゃない。役者の芝居の遣り取りの鮮度を最良で捕らえるために、カットを増やす事を避けた結果だ。)北村和夫の組長室にチャンチキ流れてる時代劇のデフォルメとか、ほんと、いい味だ。そして、所々で鋭く描かれる目高組員の寂しさに触れ、主人公が大人の人生を知っていくシーンが清冽。角川春樹さんって映画をビジネスとして成功させるとともに、作品としても恥ずかしくないものにしつつ、しかもこんな撮り方にまで理解を示したんだろう。なんて真っ当な統括責任者じゃないですか・・・。
いやー。佳作です。
時代を経て映画の印象はこんなに変わるものなのですねえ。
アイドル映画の一環として、「快感、カイカン」というせりふが
かなり有名で観た記憶しかありませんでした。
しかし、今、実に私の心に残る映画として加わりました。
なんとならば、セーラー服は純粋さの象徴として使われただけで
みんなが昔小さいときにもっていたやさしさなどピュアな感情を意味していると知ったからです。
機関銃は文字通り、武器でしょうが、他人を力で支配するものという意味があると思いました。
純粋さと支配力の行使が重なったときに、こんなかっこいいシーンが生まれるんでしょう。かなりいいシーンが多いですよ。やくざ映画もそうだと思います(渡世と仁義のための拳銃なんでしょうが)。
あと役者についち?、昔の小劇場の俳優がかなり脇を固めておりますし、(彼らの芝居、つかこうへい事務所など、まで思い出して懐かしさがありました)三國連太郎さんのシーンなんて以外と異常なシーンですよね。でも作りきった監督が素晴らしいのでしょう。
音楽もいいし(殴りこみのときの三味線、カスバの女、主題歌など)照明もきれいです。本当に殴りこみのシーンはいいねえ。なにか、ワイルドパンチの4人の行進みたいでした。今回は3人ですが。
また、最後のせりふ、いいですよ。このせりふがあっても普通の人生歩める人だと思います。マリリンの真似をしながらポツリと言うんです。
最後に薬師丸さん室内のシーンではかなり体の線が出る格好(パジャマとかですが)で、アイドルも大変だなあと思いました。相米監督狙っていた感じがあります。
普通に観て良い映画だと思います。一度は観てください。いいですよ
